「仕事の辞め方」鈴木おさむ著を読みました。自分が50歳の時に早期退職したこともあり、いろいろ考えながら読み進めました。
鈴木おさむさんは、2024年3月31日に放送作家を辞めることを宣言されました。
自分の人生を「俯瞰でみた(自分を客観的に見ること)」ときに、自分が自分の生き方にワクワクしていない。自分の人生の舵を大きく切るために「今の仕事を辞める」と言うことを考えた。
「仕事を辞めるということは何なのか
何の意味があるのか、
正しい仕事の止め方とはどんなものか」
を考えるためにこの本を書かれたそうです。
自分の好きな仕事、天職とも言える仕事を辞めるのは、非常に勇気の要ることだと思います。私も特別支援学校の教員という仕事が天職だと思っていたので辞めるときに逡巡しました。でも鈴木さんと同じく「ワクワクすることが減ってきた」と感じたので、早期退職して貸切ゲストハウスゲストハウス始めることにしました。
世代別の仕事論
20代は運を手に入れるために動く
30代はプラス1の「根性」で結果を出す
40代は耐え忍ぶ
(そして40代からソフト老害が始まる)
まさにその通りだなぁと思います。テレビ業界で、放送作家をされていた鈴木おさむさんが語る年代別仕事論は、教員の年代別仕事論にも重なります。きっと他の業種の会社でもそれぞれの年代に当てはまると思います。
「『自分の代わりはいる』と割り切る思いを持つことにより、今の自分にとっての仕事の位置づけを『俯瞰でみる』ことができる。これは生きていく上でもとても大事なこと。」
「人は任されると能力が急に上がったり覚醒することがある。だから、能力が高い人がいなくなっても、どうにかなる。代わりはいるのです。」
「出世を目指すことに命を削れる人はもはや幸せなのかもしれません」と言う文章がありドキッとしました。私も40代の時に同様に感じました。
「50代になって辞めることを決めたとしても、30代後半から仕事を辞めるための準備をして行かないといけません。今の仕事を辞めないとしても、次のための種まきをしておいて損はありません。その種まきをするために「好奇心力」を鍛える。」
「会社を辞めるまでのストーリーが大事。自分のストーリーもですが、会社にとってなぜその人が辞めるか納得いくストーリーを作ることが大事。円満に辞める」
「辞めるまでの間に周囲をとことん味方につけて大きなバックアップを得て辞める人が成功している人だなと思う」
本当にこれは共感します。仕事を辞めてからも「応援してもらう」ことは大切です。職種が変わっても変わらなくても自分の味方がいるのは心強いです!元同僚がゲストハウスや店に来てくれるのは、とても嬉しいですから。
続きます。
今日も皆さまにとって素敵な一日になりますように😄